ミリタリー・リタイアメント準備

るうママ

こんにちは、るうママです!
昨年、ついにうちのパパが米軍をリタイアしました。

リタイアに向け配偶者の私も学ぶべきことが盛りだくさん。これまでに学んだことを日本語でシェアできたら良いなと思い記事を書いています。

このカテゴリーでは、ミリタリーリタイアメントに向けて、配偶者の私たちが学べる事について記事を書いています。

もし新しい情報等がありましたら、コメントしていただけると新しい情報にアップデートいたしますので、みなさまご協力よろしくお願いいたします。

目次

まず初めに

パートナー様の20年間のミリタリーサービスを終え、退役おめでとうございます。

今回リタイア準備の為頂いた資料の中にこんな情報があったのでシェアしたいと思います。

アメリカの若者でミリタリーに入隊する資格があるのはわずか29%

その中でリタイア(20年以上の軍務)を達成できるのは

Officerで30%、Enlistedで10%のみ

アメリカ合衆国全人口中、ベテランの割合は7%以下

そして退役軍人の割合はたったの0.6%

リタイアおめでとうございます。

辛く大変だったミリタリー生活の中、20年間激務を遂行できたのは只事ではありません。

また、このミリタリー生活はサービスメンバーだけではなく、家族一人一人にとって大変な生活だったことでしょう。

サービスメンバーの支えとなって共に歩んできた配偶者さまも大変お疲れ様でした。

ミリタリーからシビリアンライフ(民間社会)へのTransition(移行)も、サービスメンバーだけではなく、その家族にとっても大変大きなライフイベントです。

この移行期間中にはサービスメンバーは多くの書類を提出し、トレーニングに参加する必要があります。

そしてその多くが私たち配偶者も参加可能で、一緒に参加することで、民間社会へ放たれた時に移行がスムーズになる鍵になります。

配偶者の私達が出来ること

  • リタイア関連のリサーチをする
  • トランジッションクラスに参加する
  • 移行に向けて家計を整え準備する
  • パートナーとよく話し合う

ミリタリーリタイアの準備は、パートナー任せにせず夫婦二人三脚で取り組むことが大切です。

Transition Assistance Program(TAP)で色々リサーチしてみましょう!

早期準備と計画

るうママ

リタイア後の生活はどうしたいですか?
目標は夢はありますか?

移行のプロセスは24ヶ月前から少しづつ始めることが勧められていますが、私たち日本人配偶者は言語やアメリカ生活にバリアがあるので、早くリサーチを開始した方が良いかと思います。

早いブランチでは24ヶ月前からリタイアメント書類の提出が出来るようになりました。

るうママ

備えあれば憂いなし!知識は力なり!

多いですね(^_^;)

大丈夫です。一つづつ一緒に学んでいきましょう!(各項目について随時記事を書いています。リンクがついていない項目はまだ工事中の記事です)

先に紹介したTAPの他にも、ミリタリーリタイアメントについて学べるFBグループRedditなどがありますので、そちらもチラチラ見ておくのがお勧めです。

TAPオンラインクラスも開催しています。ぜひ利用してみてね!

家計の見直し

まずはなるべく早いうちに家計の見直しを始めることをお勧めします。

この移行期には思いがけない出費が重なります。

るうママ

やばいです。不安でクラクラしてしまいます・・・。

いつリタイアメントするのかあらかじめ分かっていれば、早いうちから家計を見直してみましょう。

早いうちから準備していれば移行もスムーズに進みます。

生活防衛費の準備

家計の見直しをすれば、毎月どのくらいお金を使っているのかを把握することができるので、この移行期間へ向けて早いうちから生活防衛費を絶対に貯めて備えておきましょう!

アメリカの生活防衛費は生活費の3〜6ヶ月分と言われています。

クレジットカードで支払えば何とかなるではいけません。

クレジットカードで決算をし、この小さな負債が重なり額が大きくなってしまうと、Debt to Inocome Ratio(DTI)の比率がふえて、クレジットスコアに影響してきます。

新生活先で賃貸に住むにしても、家を買うにしても、このクレジットスコアが落ちてしまうと金利に差が出たり、お目当ての賃貸物件が借りれなかったりと損をすることになります。

るうママ

生活防衛費はMUSTです。
早めに計画し備えておきましょう!

ペンション(米軍年金/退職金)があるのでどうにかなるような気もしますが、ファイナルペイ(ミリタリー最後のお給料)の支払いが遅かったり、ペンションが遅れたりと予期せぬ事態にいつでも対応できるようにしておきましょう。

借金返済

リタイアメント前に達成しておきたい目標の一つが借金返済です。

民間社会への移行の前までに出来るだけ多く借金を返しておくことで、よりスムーズな移行が出来るようになります。

るうママ

よし!頑張って借金返済だ!

家計の見直し生活防衛費の準備、そして借金返済は、リタイア前に出来るだけ早く取り組むことを強くおすすめします!

職探し

米軍と民間企業との大きな違いは

住居手当(BAH/OHA)や特別手当等(BAS等)は完全非課税、またお給料にも州によっては非課税など、現役ミリタリーの間にあった素晴らしいベネフィットがなくなります

元軍人に人気のDoDのGS職(米国国防省連邦職員)ですが、リタイア後の180日は採用することが出来ないルールがあり、職探しでは難しい状況に出くわすかもしれません。※Waiverなどの特例の場合を除き

また、現役軍人の間にスキルブリッジといって、民間企業でインターンシップとして働く制度もあります。

職探しもかなりのストレスです。焦らずしっかりサポートしていきましょう。

引越し生活から定住生活になるため、配偶者である私たちも職探しがしやすくなります。

現役配偶者の職探しを手助けするサイトDoD Career ReadyMilitary One Sourceをこちらに貼っておきますね。

税金について

多くの州で現役ミリタリーのお給料は非課税扱いになっていますが、この現役時代にあった大きなベネフィットの非課税制度が民間社会に出ると無くなってしまいます。

ミリタリーのペンション(米軍年金/退職金)に税金が掛かる州と掛からない州があります。これによりどこに住むかでリタイア後の生活も変わってきますね。

ちなみにVA Disability(障害年金)は完全に非課税です。

アメリカは州によって法律も違えば税金も違う。よく調べてリタイア後の定住地を決める必要が出てきます。

こちらのMilitary.comの記事に各州の税金についてまとめられているので参考にしてみてください。

現在お住まいの地域と引越し先の地域の物価を比べられるサイトはこちらで確認できます。

まとめ

これまで米軍という大きなコミュニティー(家)に守られてきた私達ですが、リタイアと同時に家から巣立ち、それから先は自分達の足で生きていかなくてはいけません。

現役ミリタリーから民間社会への移行は、不安や環境の変化で家族全員にとって大きなストレスになります。

早めのリサーチで余裕を持って夫婦二人三脚でしっかり学んでいきましょう。

次の記事ではリタイアメント・ペイ(米軍年金/退職金)についてみていきます。

るうママ

この記事が誰かの助けになれば幸いです!

各ブランチのリタイアメントINFO

Army

https://soldierforlife.army.mil/Retirement

Air Force

https://www.retirees.af.mil/

Navy

https://www.mynavyhr.navy.mil/Career-Management/Retirement/

Marine Corps

https://www.manpower.usmc.mil/wordpress

Coast Guard

https://www.dcms.uscg.mil/ppc/ras/

ミリタリー関連の日本語サイト:Funday-Miliday

ミリタリー関係の情報を日本語で見つけることは少ないので、ここで情報満載で有益なサイトをご紹介します!

現役・退役のミリタリー配偶者にはたまらない知りたい情報が満載のサイトFunday-Milidayです。

ミリタリー配偶者として知っておくべき基礎知識からリタイアメントまで網羅したサイトはなかなか無いと思います。

ミリ美さんはインスタでも知っ得情報を発信していますので、フォローで応援よろしくお願いします★

るうママ

特殊なミリタリー生活をより豊かに楽しく過ごせるよう、英語にて一般公開されている情報を日本語で公開しています。

ミリ美さんや私のような個人ブログサイトは、皆様の応援が何よりの励みになっておりますので、優しいお言葉やコメントなど、素敵なコミュニティー作りにご協力下さりありがとうございます。

Disclaimer:このサイトに掲載されている情報は、公式な情報源ではありません。投稿時点での情報をもとに、わかりやすくお伝えするため編集しておりますが、すべてのバリエーションや例外を網羅することは難しい点をご理解ください。ご自身の状況に合わせた判断が必要ですので、必ず公式な情報源も併せてご参照ください。

Disclaimer: 筆者はファイナンシャルアドバイザーではありません。本ブログの情報は、信頼性の高い情報源をもとに、筆者の個人的な見解や経験を交えて提供していますが、すべての状況に当てはまるものではありません。最終的な判断はご自身の責任で行っていただき、必要に応じて専門家へご相談ください。

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