こんにちは!アメリカ大家のるうママです。
今回の記事では、アメリカでの不動産投資ってどうなの?についてお話ししたいと思います。
私たち夫婦は中西部を中心にBuy & Holdの不動産投資をしています。(と言ってもまだまだ経験値が足りないですが)その経験を通じて学んだこと、感じたことをシェアしたいと思います。
\この記事で分かること/
- あなたがアメリカ大家に向いているかどうか
- アメリカでの大家業に必要なこと
- アメリカ不動産投資のメリットとリスク
みんなが不動産投資に抵抗を感じる理由
元米軍家族でこれまで引っ越しばかりしていた私たちは、同じく引っ越し族の友人が多くいます。引っ越し前になると決まって出てくるのが、購入した家を売るか賃貸にするかという疑問です。
いつも「不動産投資をしたらいいよ。」とサラっと友人に勧める私の旦那、そして毎回返ってくるのは同じ反応。
もしテナントが入らなかったら、住宅ローンを2つも払うのは大変だ
何か問題が起こった時にお金が足りるか不安だ
人から聞いたホラーストーリーで、大家にはなりたくない
などなど、不動産投資はいいよと勧めると、95%はほぼ不動産投資に興味がありません。
これらの不安や心配はとても理解できます。不動産投資は確かにリスクが伴いますし、株式投資に比べると手間も掛かるからです。
私たちの経験と感じたこと
これまで実際にアメリカで大家としてやってきて、不動産投資が資産形成に非常に有力な方法だと感じています。でも、それがみんなにとっても同じように感じるわけではないということも実感しています。
不動産投資のメリット
例えば、
- 安定した家賃収入
- 物件価値の上昇
- 税金のベネフィット
- テナントが住宅ローンを払ってくれる
- インフレーション対策
- ポートフォリオの多様化
- レバレッジ効果
- 実物資産の所有
- キャッシュフローの向上
などです。
不動産投資のリスク
でもその一方で、
- 空室リスク
- 修繕費
- テナントとのトラブル
- 法的リスク
- 市場の変動
- 管理に手間と時間がかかる
- 資産の流動性が低い
- 地域や物件選びの厳しさ
なども避けられません。
特に大きな問題が出てきた時に、経済的にも精神的にもどれだけ耐えられるかというのも重要だと感じています。
あなたにアメリカ不動産投資は向いているか?
もし、不動産投資に興味があるけど、迷っていいるとしたら、下記の点を考えてみて下さい。
- リスクを取る覚悟があるか
不動産投資にはリスクが伴います。空室や修繕費など、予期せぬ出費があることを覚悟しましょう。 - 長期的な視野を持てるか
短期的な利益を期待するのではなく、長期的に見て資産を増やすという視点が必要です。 - テナント管理ができるか
テナントとのコミュニケーションや問題解決ができるスキルも重要です。(管理会社を使えばテナント管理は任せておけます) - 経済的に余裕があるか
モーゲージの支払いに困らないだけの経済的な余裕があることも大切です。 - 継続的に学ぶことができるか
不動産投資は法律改定や経済などによって左右される事があるので、コミュニティーなどに参加して常に学ぶ姿勢が求められます。 - きちんとお金の管理ができるか
先にあげた経済的な余裕よりも大切なこと。きちんとお金の管理が出来るか重要です。
上記の点をみると、不動産投資に対してあまり良い印象がなくなってしまうかもしれません。
でもしっかり不動産の基礎を学べば、賃料で経費をカバーし、運営も自動化して、少ない労力でビジネスとしてやっていくことができるようになります。
大きな資金がなくても不動産投資を始めるべきか?
お金がなくても不動産投資を始めるべきだと聞いたことがあるかもしれません。
確かに、アメリカで不動産投資を始めるために、必ずしも大きな資金が必要ではありません。特に始めやすいのが自宅から賃貸物件に切り替える場合ですが、FHAローンやVAローンが使えれば少ない資金でも不動産購入が可能になります。
でもその前にまず考慮すべきことがあります。
それは、自分の家計管理がしっかりできているかどうかが重要です。
なぜ家計管理が重要なのか?
不動産投資はビジネスです。
ビジネスを成功させるためには、財務管理が必要不可欠です。家計管理は自分の財務状況を把握して、収入と支出のバランスを取る基本的なスキルを養うための第一歩。
もし自分の家計をうまく管理できないのであれば、さらに複雑な不動産投資を成功させるのは難しくなります。不動産投資には、住宅ローンの返済、修繕費、テナント管理など、多くの要素が絡み合っています。これらを適切に管理するためには、財務管理能力が求められます。
家計管理の第一歩
まずは家計管理をしっかりと行えているか確認してみましょう。
- 収入と支出の把握
自分の月々の収入と支出を詳細に記録しましょう。何にどれだけお金を使っているのかを把握することで、無駄な出費を見直すことができます。 - 予算の設定
毎月の予算を設定し、その範囲内で生活するよう心がけましょう。これにより、貯蓄や投資に回せるお金を増やすことができます。 - 生活防衛費の確保
予期せぬ出費に備えて生活防衛費(緊急予備資金)を確保しましょう。一般的には生活費の3〜6ヶ月分を目安にするのが良いとされています。 - 負債の管理
クレジットカードやローンの返済計画を立て、負債を減らす努力をしましょう。これにより、より健全な財務状況を維持することができます。
上にあげた4つの項目は全て不動産投資でも使われます。
家計管理がしっかりできるようになれば、不動産投資の成功への道も開けてきます。自分の財務状況をしっかりと把握し、計画的に行動することが不動産投資での成功につながるはずです。
まとめ
私はこれまで大家業を経験して、不動産投資の素晴らしさを日々実感しているのですが、それが全ての人に向いているわけではないことも学びました。
苦い経験で辛い状況になった経験もありますが、不動産投資は自分で頑張った分のリターンや学びも大きいので一番好きな投資方法と思っています。
先輩大家の成功談、失敗談などはPodcastやYouTubeで検索すると山のようにあり、多くの素晴らしい本も出版されているので、そこから学ぶことがおすすめです。
不動産投資が自分の性格や経済状況に合っているかをしっかり踏まえた上で、大家業を実際に始めるかどうかを考えるようにすると良いかもしれませんね。
また不動産投資と一言で括ってもフリップ、ホールセール、大家業、短期賃貸(Airbnb等)、商業不動産、シンディケーション、資金貸付、REITなど多種多様、色々な形で投資することも可能なので自分にあった投資スタイルを見つけると良いと思います。
それぞれの不動産投資の方法については、また別の記事で説明したいと思います。
それでは、この記事が少しでも資産形成のお役に立てれば幸いです!
Disclaimer: 筆者はファイナンシャルアドバイザーではありません。本ブログの情報は、信頼性の高い情報源をもとに、筆者の個人的な見解や経験を交えて提供していますが、すべての状況に当てはまるものではありません。最終的な判断はご自身の責任で行っていただき、必要に応じて専門家へご相談ください。
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