ミリタリーでよく使われる用語集

ミリタリー関連の用語って、聞きなれない言葉が多いですよね。実は、英語が母国語の人でさえ大変苦労すると言われるほど、ミリタリー用語は難解なんです。専門用語が次々と出てくると、最初は戸惑ってしまうこともあるかもしれません。

この「ミリタリーでよく使われる用語集」では、そんな専門用語をわかりやすく解説します!使い方はとても簡単で、下の検索バーに知りたい用語を入力するだけで、その用語の意味がすぐに表示されます。

特にミリタリーファミリーでよく使われる専門用語を手軽に調べられるので、日々の利用にぜひお役立てください。また、ここで見つからない単語がありましたら、ぜひコメントで教えてください。皆さんのフィードバックをもとに、どんどんアップデートしていきます!

るうママ

下記の検索バーに用語を入れて検索してね!

AAFES::Army and Air Force Exchange Service

米陸軍と空軍のための福利厚生サービスで、主に基地内でのショッピングやサービスを提供する。日本では「エクスチェンジ」として知られ、日用品や食料品の購入ができる場所として利用されている。どの軍に管轄されているかで名前が変わり、PX、BX、NEXなどとも呼ばれる。

AB:Air Base

空軍基地

AD:Active Duty

現役米軍兵

AF:Air Force

空軍

AFB:Air Force Base

空軍基地

AMC:Air Mobility Command

空軍機動軍団: アメリカ空軍のコマンドで、飛行機を使って人や物資を運んだり、空中で飛行機に燃料を補給したりする役割を担っています。

APO:Army post office

陸軍郵便局: アメリカ軍の兵士が海外で手紙や荷物を受け取ったり、送ったりするための特別な郵便局です。海軍のFPOと同様に軍専用の郵便システムです

AWOL:Absent without leave

無許可欠勤

BAH:Basic Allowance for Housing

住居手当。お住まいのエリア、階級、家族の有無によって金額が変わります。

BAS:Basic Allowance for Subsistence

基本食事手当:米軍が現役の兵士に対して提供する食事のための手当です。

BN:Battalion

大隊:陸軍や海兵隊における中規模の部隊で、通常300〜1,000名の兵士で構成されます。

CAC:Common Access Card

共通アクセスカード: 米軍の現役兵士、予備役、国家警備隊、そして軍属などが使用する身分証明カードです。また政府のコンピューターへアクセスをするために使われます。政府のコンピューターにアクセスする軍属以外のコントラクターにも発行されます。

CDR:Commander

指揮官: 軍の部隊を指揮する責任者を指します。

CO:Commanding Officer

指揮官: 軍の部隊や基地を統括する最高責任者のことを指します。

CONUS:Continental United States

アメリカ本土: アラスカとハワイを除いたアメリカ合衆国の48州を指す言葉です。

CY:Calender Year

暦年: 1月1日から12月31日までの1年間のことを指します。軍ではFY:Fisical Year(10月1日から9月30日)の会計年度がよく使われます。

DA:Department of the Army

米陸軍

DAF:Department of the Air Force

米空軍

DBIDS:Defense Biometric Identification Systemg

防衛バイオメトリック識別システム: アメリカ国防総省が管理するID認証システムで、指紋や顔認証などの生体認証データを使用して軍の施設や基地に出入りする人々を確認・管理します。

DeCA:Defense Commissary Agency

国防総省兵站庁;アメリカ軍の現役兵士、退役軍人、軍属、その家族のために、低価格で食料品や日用品を提供する「カミサリー、コミサリー(基地内スーパー)」を管理・運営する機関です。

DEERS:Defense Enrollment Eligibility Reporting System

国防総省登録資格報告システム: アメリカ国防総省が運営するデータベースで、現役軍人、退役軍人、その家族の資格や医療保険の情報を管理するシステムです。DEERSに登録されることで、TRICAREなどの軍の医療サービスを受ける資格が確認されます。家族や配偶者もこのシステムを通じて資格が認定されます。

DOB:Date of Birth

生年月日

DOD:Department of Defense

国防総省:アメリカ合衆国の国防に関する全ての業務を管轄する政府機関です。DoDは、陸軍、海軍、空軍、海兵隊、宇宙軍、沿岸警備隊などの軍事部門を指揮し、国家の安全保障を維持するための政策や作戦を実施します。国防総省は、ペンタゴンを拠点にしており、アメリカ国内外での防衛活動を統括しています。

DON:Department of the Navy

米国海軍

DOT Department of Transportation

運輸省: アメリカ合衆国の交通や輸送システムに関する政策を管轄する政府機関です。

DPA:Danger Pay Allowance

危険手当:危険な地域で勤務する米軍や政府職員に支給される特別手当です。

DTR:Defense Transportation Regulation

国防輸送規則: アメリカ国防総省が策定した輸送に関する規則で、軍事物資、兵員、装備の輸送に関するガイドラインや手続きを定めています。

DTS:Defense Transportation System: Defense Travel System

国防旅行システム: アメリカ国防総省の職員や軍人が公式な出張を行う際に利用するオンラインの旅行管理システムです。DTSを使うことで、旅行の計画、航空券の予約、ホテルの手配、そして出張にかかる経費の精算がオンラインで簡単に行えます。このシステムにより、出張手続きが効率化され、手続きの迅速化と透明性が向上します。

ETA:Estimated Time of Arrival

到着予定日、到着予定時刻

ETD:Estimated Time of Arrival

出発予定日、出発予定時刻

FN:Foreign Nation

外国: 自国以外の国を指します。軍事や外交の文脈では、アメリカ以外の国々を「Foreign Nation」として扱い、その国との関係や協力、潜在的な脅威を分析する際に使われます。国際的な協力や安全保障に関わる場合によく登場する用語です。

FOUO:For Official Use Only

公式使用限定: 米軍や政府機関で使用される、機密情報ほどの高いレベルではないが、公開が制限されるべき情報に付けられるラベルです。FOUOの情報は、業務上必要な範囲内でのみ共有され、許可されていない第三者への公開は禁止されています。このラベルは、特に機密保持や情報保護が重要な文書やデータに使われます。

FPCON:Force Protection Condition

部隊防護コンディション: アメリカ軍が基地や部隊の警戒レベルを定めるシステムで、テロや攻撃の脅威に応じて段階的に設定されます。FPCONには5つのレベルがあり、それぞれが異なる脅威に対応しています。

FPCON Normal: 脅威がない通常の状態。

FPCON Alpha: 脅威は少ないが、警戒が必要な状態。

FPCON Bravo: テロの可能性が高い、または具体的な脅威がある場合。

FPCON Charlie: テロの可能性が強まり、脅威が現実的になっている状態。

FPCON Delta: テロ攻撃が発生した、または極めて差し迫った脅威がある場合。

FPO:Fleet Post Offic

艦隊郵便局: アメリカ海軍の船員や艦船に勤務する軍人が郵便を受け取ったり送ったりするための特別な郵便サービスです。陸軍のAPOと同様に軍専用の郵便システムです。

FY:Fiscal Year

会計年度: 政府や企業の財務や予算を計画・管理するために使用される1年間の期間を指します。アメリカ政府では、会計年度は10月1日から翌年9月30日までです。

HAZMAT:hazardous materials

危険物: 爆発、燃焼、有害な化学反応などを引き起こす可能性がある物質を指します。

HFP:Hostile Fire Pay

敵対火器手当: アメリカ軍の兵士が敵からの直接攻撃を受ける危険がある地域で任務を遂行する場合に支給される特別手当です。この手当は、兵士が命の危険にさらされる状況に置かれていることを補償するもので、戦闘区域や紛争地域での勤務中に支給されます。

HHC:Headquarters and Headquarters Company

司令部および司令部中隊: 軍の大隊や旅団などの主要な司令部機能を支援する部隊です。HHCは、指揮官や参謀を含む司令部の運営を支援し、部隊全体の管理や調整を担当します。

HHQ:Higher Headquarters

上級司令部: ある部隊や組織に対して指揮・統制を行う上位の司令部を指します。HHQは、下位部隊に対して戦略的な指示や支援を提供し、作戦計画や任務遂行における指導を行います。

HQ:Headquarters

司令部: 軍や組織の指揮所として機能する場所で、作戦の計画や指揮、部隊の管理を行います。司令部は、部隊全体の指揮官や参謀が集まり、戦略的な意思決定を行う中心的な拠点です。部隊の運営や指示がここから出され、作戦が遂行されます。

HRC:Human Resources Command

人事司令部: アメリカ陸軍の人事管理を担当する組織で、兵士の採用、配置、昇進、キャリア管理、退役に至るまでの一連の業務を管理します。HRCは、陸軍全体の人事業務を統括し、兵士のキャリアと福利厚生を支える重要な役割を担っています。

ID:Identification

身分証明証

IDP:Imminent Danger Pay

即時危険手当:軍の兵士が戦闘地域や紛争が発生している危険な地域で勤務する際に支給される特別手当です。

ITIN:Individual Taxpayer Identification Number

個人納税者番号:ITINは、SSN(社会保障番号)を取得できない個人に対して、アメリカの税務目的で発行される番号です。アメリカ国内外を問わず、以下のような対象者が使用します。

  • 税務申告:アメリカ国内での所得がある非居住者や、扶養控除を申請するための外国人配偶者や扶養家族。
  • 税制優遇の適用:租税条約の恩恵を受ける場合や、不動産や投資収益の申告。
  • 扶養控除:アメリカ市民や居住者が、非居住の外国人配偶者や扶養家族を控除対象にする場合。

ITINは身分証明書としては使用できませんが、アメリカの税務処理に不可欠な番号です。

JAG:Judge Advocate General

法務総監部: アメリカ軍における法律部門を指し、軍の法務官(弁護士)が所属する組織です。JAGは、軍の法律問題、軍事裁判、契約、国際法などの法的助言を提供し、兵士や軍関係者が法的に適切に行動できるようサポートします。JAGの法務官は、軍の内部で弁護士や検察官、裁判官としての役割を担います。

JTR:Joint Travel Regulations

統合旅行規定: アメリカ軍の現役兵士、軍属、そしてその家族が公式な出張や転勤を行う際の旅費や手当について定めた規定です。JTRには、移動中の費用、宿泊費、食費、その他の関連経費に関するルールが含まれており、各個人が適切に経費精算を行うためのガイドラインとして機能します。転勤や出張に伴う費用補助の基準を明確にしています。

LN:Local National

現地人員: アメリカ軍や政府が海外で雇用する、派遣国の市民を指します。基地や大使館などの海外施設で働く現地のスタッフで、施設運営やサポート業務に従事します。

LQA:Living Quarters Allowance

住宅手当:LQAは、政府が提供する住宅がない場合に、海外勤務の職員が借りた住居または自己所有の住居に対して支給される手当です。LQAは、家賃、光熱費、その他の許容経費の平均費用をカバーすることを目的としています。

  • 支給額:勤務地、職員のグレード、住宅区分、家族構成に基づいて決定されます。
  • 上限:国務省が設定する最大額または家賃と光熱費の実費のいずれか低い金額が上限です。
  • 非課税:LQAは課税対象外です。

この手当は、海外での生活費を補助し、職員が安心して業務に従事できるよう支援します。

MCAS:Marine Corps Air Station

海兵隊航空基地: アメリカ海兵隊が使用する航空機の運用・整備を行う基地です。

例)MCAS Futenma(普天間海兵隊航空基地)、MCAS Iwakuni(岩国海兵隊航空基地)

MEF:Marine Expeditionary Force

海兵遠征軍: アメリカ海兵隊の最大規模の作戦部隊で、陸海空の統合作戦を行うことができる自給自足の戦闘部隊です。MEFは、戦闘部隊、支援部隊、航空部隊から構成されており、世界中のどこでも展開できる即応部隊です。

MIA:Missing in Action

行方不明兵士: 戦闘中に行方不明になり、所在や生死が確認できていない兵士を指します。

MOA:Memorandum of Agreement

協定覚書: 2つ以上の団体や機関の間で結ばれる公式な合意書で、特定の業務やプロジェクトについての協力や役割分担を明文化したものです。

MOS:Military Occupational Specialty

軍職種特技: アメリカ軍の兵士が持つ専門的な職務や技術分野を指す用語です。各兵士は、入隊後にMOSとして特定の職務に割り当てられ、その分野で訓練を受け、任務を遂行します。MOSには、戦闘職から技術職、医療職まで幅広い職種があり、兵士のキャリアや能力を示す重要な役割を果たします。

MOU:Memorandum of Understanding

了解覚書: 2つ以上の団体や機関が、公式な合意に至る前に、お互いの理解や協力の枠組みについてまとめた文書です。MOUは、法的拘束力を持たない場合が多いですが、双方が協力する基本的な条件や意図を確認するために使用されます。軍事や政府機関の協力関係を構築する際に、MOUがよく用いられます。

MP:Military Police

軍警察: アメリカ軍の中で、法の執行、秩序の維持、基地や部隊の警備、犯罪の捜査などを担当する部隊です。MPは、基地内の交通管理や犯罪予防、刑事事件の捜査を行い、戦闘地域では捕虜の取り扱いや戦闘部隊の支援にも従事します。彼らは軍内の「警察官」として、軍人や施設の安全を守ります。

MWR:Morale, Welfare, and Recreation

MWRはアメリカ軍の現役兵士、退役軍人、その家族のために提供される福利厚生サービスの一環です。MWRは、スポーツ施設、娯楽プログラム、図書館、イベント、旅行サービスなどを通じて、兵士の士気向上やストレス解消、家族との時間をサポートします。

NAS:Naval Air Station

海軍航空基地: アメリカ海軍が運用する航空基地で、海軍の航空機やヘリコプターの離着陸、整備、訓練、作戦支援を行うための施設です。

OEF:Operation ENDURING FREEDOM

不朽の自由作戦: 2001年9月11日の同時多発テロを受けて開始されたアメリカ軍主導の軍事作戦です。主にアフガニスタンにおけるテロリスト組織アルカイダやタリバンの排除を目的とし、テロとの戦いを展開しました。

OIF:Operation IRAQI FREEDOM

イラクの自由作戦: 2003年にアメリカ主導で開始された軍事作戦で、イラクの大量破壊兵器の廃棄とサダム・フセイン政権の打倒を目的として行われました。作戦は、イラクにおける民主主義の確立と治安維持にも関与し、その後の長期的な駐留と復興支援を伴いました。

PA:Post Allowance

勤務地手当:PAは、勤務地、給与、家族の人数、およびDSSR(外国勤務手当制度規定)の年次レートに基づいて連邦政府職員に支給される手当です。LQAやその他の手当が適用されない場合でも、PAは適格なフルタイム職員に支給される可能性があります。PAは非課税所得です。

PCS:Permanent Change of Station

恒久的な勤務地変更(転勤): 軍人が新しい任務地に長期間移動することを指します。PCSは、兵士が家族とともに新しい基地や勤務地へ転勤し、現地で任務を遂行する際に行われます。

PDS:Permanent Duty Station

恒久的勤務地:PDSは、軍人や連邦職員が正式に配属される恒久的な勤務地のことを指します。PDSは、軍人や連邦職員の任務や勤務地が一時的なもの(TDYなど)ではなく、恒久的な配置である場合に使われます。

PDSは軍人や連邦職員の拠点となる場所で、生活費や手当の計算基準としても重要です。

POA:Power of Attorney

委任状: 特定の法的または財務的な権限を、他の信頼できる人物に一時的または永久的に委任するための文書です。軍人が遠隔地で勤務している間、家族や代理人が代わりに契約や財務管理を行う必要がある場合などに使用されます。POAは、緊急時や長期の海外任務中に特に重要な役割を果たします。

POC:Point of Contact

連絡担当者: 特定の業務やプロジェクトに関して、連絡や質問が必要な場合に対応する担当者を指します。POCは、部隊や組織内での窓口となり、情報の共有や調整を行います。

POV:Privately Owned Vehicle

自家用車

POW:Prisoner of War

戦争捕虜: 戦争や武力紛争中に敵対勢力によって捕らえられた軍人を指します。

POW/MIA:Prisoner of War/Missing in Action

戦争捕虜/戦闘中行方不明者:

PTSD:Post-Traumatic Stress Disorde

心的外傷後ストレス障害: 戦争や災害、事故などの深刻なトラウマ(心的外傷)を経験した後に発生する精神的な障害です。PTSDは、過去のトラウマを何度も思い出したり、その時の恐怖や不安に苦しむ症状が続く状態です。特に、戦場での経験を持つ軍人がPTSDを発症することが多く、治療やサポートが必要です。

SOFA:Status-of-Forces Agreement

駐留軍地位協定: アメリカ軍などの外国軍が他国に駐留する際に、その法的地位や権利、義務を定めた国際協定です。SOFAは、軍人やその家族、軍属が駐留国での活動や生活を行う上での法的保護や免責事項、税金、司法管轄権などを定めています。日本では、日米地位協定がこのSOFAに該当します。

SSN:Social Security Number

社会保障番号: アメリカの市民や永住者に発行される9桁の個人識別番号で、主に年金、税金、医療保険などの社会保障制度に関連する用途で使用されます。SSNは、雇用や銀行口座の開設、クレジットの申請、政府のサービスを受ける際にも必要です。個人の身分証明や財務管理において非常に重要な番号です。

TAD:Temporary Additional Duty

臨時追加任務: 軍人が短期間、特定の任務や訓練のために一時的に別の場所へ派遣されることを指します。TADは、通常の勤務とは別の場所で、一定の期間(数日から数週間)行われる任務や職務です。この期間が終わると、元の任務地に戻ります。海軍や海兵隊でよく使われる用語で、陸軍や空軍ではTDY (Temporary Duty) と呼ばれます。

TDY:Temporary Duty

一時的な任務: 軍人が短期間、特定の任務や訓練のために通常の勤務地や部隊から一時的に他の場所に派遣されることを指します。期間は数日から数カ月に及ぶことがあり、任務が終了すれば元の基地や勤務地に戻ります。TDYは、陸軍や空軍で使われる用語で、海軍や海兵隊ではTAD (Temporary Additional Duty) という用語が使われます。

TLE : Temporary Lodging Expenses

一時宿泊費:TLEは、米国内での転勤や引っ越しの際に、新しい勤務地(Permanent Duty Station, PDS)に適応するための一時的な宿泊費を補助する手当です。

  • 支給期間:通常は7日または14日が上限ですが、一部の指定地域では最大60日間延長が認められる場合があります。
  • 詳細情報:支給地域や期間については、JTR(Joint Travel Regulations)の表5-13を参照。
  • 補助対象:ホテル代や食費の一部が含まれます。

TLEは、転勤時の経済的負担を軽減し、家族が新しい環境にスムーズに移行できるよう支援します。っ越しの負担を軽減し、家族が安心して移動できるようサポートするための手当です。

TP : Teaching Position

アメリカ国防総省教育活動局(DoDEA)における教職の給与体系を指します。この制度は、教師、校長、教育管理者、指導システム専門家(ISS)、カウンセラー、ソーシャルワーカー、看護師、スクールサイコロジストなどの職種に適用されます。

USA:United States Army

米国陸軍

USAF:United States Air Force

米国空軍

USMC:United States Marine Corps

米国海兵隊

USN:United States Navy

米国海軍

USSF:United States Space Force

米国宇宙軍

VA:Department of Veterans Affairs

退役軍人省:アメリカの退役軍人とその家族に対して医療、年金、教育、住宅ローンなどの支援を提供する政府機関です。VAは、退役軍人が必要とする医療サービスや生活支援を提供し、軍を退いた後の生活の質を向上させるための多くのプログラムを運営しています。特に、医療サービスや障害補償で重要な役割を果たします。

Leave

有給休暇

LES:Leave and Earnings Statement

休暇および給与明細: アメリカ軍の現役兵士が毎月受け取る給与明細です。LESには、給与の内訳(基本給、手当、控除など)、休暇残高、税金の情報、そして社会保障や退職年金に関する記録が含まれています。

Commissary

基地内のスーパーマーケット: アメリカ軍の基地内にあるスーパーで、現役軍人、退役軍人、その家族が日常の食料品や生活必需品を低価格で購入できる施設です。Commissaryは、軍人の生活をサポートするための福利厚生の一環として提供されており、世界中の米軍基地に設置されています。

Shoppette

小型コンビニエンスストア: アメリカ軍基地内にある小型の売店で、飲み物、スナック、日用品、ガソリンなどを提供しています。Shoppetteは、より手軽にアクセスできる便利な店舗として、CommissaryやExchangeの補完的な役割を果たします。基地内で短時間で必要な物を買い揃えたい場合によく利用されます。

Class Six

酒類販売店: アメリカ軍基地内にある酒類専門の販売店です。Class Sixは、ビール、ワイン、スピリッツなどのアルコール飲料を割引価格で提供し、現役軍人、退役軍人、その家族が利用できます。この店舗は、他の基地内施設とは異なり、アルコール飲料に特化しています。

DFAC:Dining Facility

食堂施設: アメリカ軍基地内にある食堂で、現役の軍人や軍関係者に食事を提供する施設です。DFACは、基地内での朝食、昼食、夕食などの食事を提供し、栄養バランスの取れた食事を低価格または無料で利用できます。食事は、日常の勤務や訓練の合間に利用され、軍人の体力や健康をサポートします。

Deployment

軍の展開または派遣: 軍隊が特定の任務や作戦のために国内外の指定された地域に移動し、一定期間駐留することを指します。Deploymentは戦闘任務、平和維持活動、人道支援、訓練など、さまざまな目的で行われます。兵士はDeploymentの間、長期間家族や通常の勤務地から離れて任務に従事します。

AFN:American Forces Network

アメリカ軍放送ネットワーク: 海外に駐留するアメリカ軍の兵士やその家族向けにテレビやラジオの番組を提供する放送サービスです。AFNはニュース、エンターテイメント、スポーツ、教育番組など、アメリカ本国の番組を海外の軍人が視聴できるようにしています。AFNは、兵士たちが海外でもアメリカの情報や文化に触れられるようサポートする役割を果たしています。

AIT:Advanced Individual Training

上級個別訓練: アメリカ陸軍の新兵が基礎訓練(Basic Training)を修了した後、配属される職種に応じて受ける専門的な訓練です。AITでは、兵士が特定のMOS(Military Occupational Specialty:軍職種特技)に必要なスキルや知識を学びます。訓練期間は職種によって異なり、数週間から数カ月に及ぶ場合があります。

Allotment

配分金: アメリカ軍の兵士が、自身の給料の一部を特定の目的のために自動的に別の口座や人へ送金する制度です。たとえば、家族への送金、ローンの返済、保険料の支払いなどに使用されます。Allotmentは、兵士が自分の給料の管理を簡単に行える仕組みの一つです。

OHA:Overseas Housing Allowance

海外住宅手当: アメリカ軍の兵士が海外で勤務する際、現地での住居費用を補助する手当です。OHAは、家賃やユーティリティ費用などをカバーし、兵士が快適に海外で生活できるようサポートします。手当の金額は、勤務地の地域や家族の状況に応じて異なります。

BDU:Battle Dress Uniform

戦闘ユニフォーム: かつてアメリカ軍が使用していた戦闘用の迷彩服です。BDUは、野戦や訓練など、過酷な環境での使用を目的とした作業服で、1980年代から2000年代中頃まで広く使われていました。その後、現在はACU(Army Combat Uniform)などの新しい制服に置き換えられています。

ACU:Army Army Combat Uniform

陸軍戦闘ユニフォーム: アメリカ陸軍で使用されている現行の戦闘服です。ACUは、BDU(Battle Dress Uniform)に代わり導入され、2000年代中頃から標準装備となりました。デザインは現代の戦闘環境に合わせたもので、耐久性が高く、さまざまな気候や地形で使用できるように設計されています。デジタル迷彩パターンが特徴的です。

MCCUU:Marine Corps Combat Utility Uniform

海兵隊戦闘ユニフォーム: アメリカ海兵隊で使用されている戦闘服です。MCCUUは、MARPAT(Marine Pattern)と呼ばれるデジタル迷彩パターンを特徴としており、ウッドランド(森林)パターンとデザート(砂漠)パターンの2種類があります。MCCUUは、戦闘任務だけでなく、日常の作業や訓練でも使用され、耐久性と快適さが考慮されたデザインです。

NWU:Navy Working Uniform

海軍ユニフォーム: アメリカ海軍が使用しているユニフォームで、主に日常業務や艦上での作業に着用されます。NWUにはいくつかのバリエーションがあり、現在主に使われているのはType II(砂漠迷彩)とType III(ウッドランド迷彩)です。これらは、陸上任務や特殊作戦向けに設計され、耐久性が高く、さまざまな環境で使用可能です。以前使用されていた青い迷彩パターンのType Iは廃止されました。

ODU:Operational Dress Uniform

沿岸警備隊ユニフォーム: アメリカ沿岸警備隊で使用されている標準的なユニフォームです。ODUは、深い青色のシンプルなデザインで、沿岸警備の任務に適した作業服として設計されています。ODUは、耐久性に優れており、陸上や船上でのさまざまな業務で使用され、特に迷彩パターンではなく、沿岸警備の特有の環境に合わせた実用的なデザインが特徴です。

OCP:Operational Camouflage Pattern

作戦迷彩パターン: アメリカ陸軍と空軍で使用されている標準的な迷彩パターンです。OCPは、さまざまな環境に適応できるように設計されたデジタル迷彩で、特に森林、砂漠、都市などの異なる地形に対応します。OCPは、2015年に陸軍で正式に採用され、空軍も2019年からOCPに移行しています。耐久性があり、視認性を低く抑える効果があるため、現代の戦闘環境に適しています。

BT:Basic Training

基礎訓練: アメリカ軍に新しく入隊した兵士が受ける初期訓練です。BTは、身体的なフィットネス、軍事的な技能、規律、基本的な戦闘技術、兵士としての基礎知識を学ぶための訓練プログラムで、通常約10週間行われます。陸軍、海軍、空軍、海兵隊、沿岸警備隊など、各ブランチで独自の訓練プログラムが設けられています。

Chain of Command

指揮系統: 軍隊で、誰が誰に命令を出すかというルールです。上の人(上官)から下の人(部下)に向かって、命令が順番に伝わります。これによって、みんなが何をすべきかはっきり分かり、チームがうまく動くようになります。たとえば、上官が指示を出して、それが部下に伝わり、その部下がさらに下の人に伝える、という仕組みです。

Chaplain

軍の宗教指導者:チャプレンは、軍隊で兵士やその家族に宗教的なサポートや精神的な助けを提供する聖職者です。どの宗教でも対応できるよう、さまざまな信仰を持つチャプレンがいます。兵士が悩みを相談したり、祈りを求めたり、礼拝を行うときに、チャプレンが支援します。また、戦地でも兵士の心を支える大切な役割を果たしています。

Classified Information

機密情報:公開されると国の安全や軍事作戦に悪影響を与える可能性があるため、特定の人しか見ることができない情報です。機密情報には、国家機密や軍の作戦計画などが含まれ、アクセスできる人は限られています。情報が漏れないように厳しい管理がされており、許可を受けた人だけがこの情報に触れることができます。

COLA:Cost of Living Allowance

生活費調整手当::アメリカ軍が、兵士やその家族が生活費の高い地域で勤務する際に、生活費を補うために支給する手当です。海外やアメリカ国内の特定の高コスト地域に派遣された場合、家賃や食費などの日常の生活費が高くなるため、その差を埋めるためにCOLAが支給されます。これにより、兵士の生活の質が保たれるよう支援します。

DFAS:Defense Finance and Accounting Service

国防財務会計局: アメリカ国防総省の財務管理を担当する機関で、軍人の給与、手当、年金などの支払いを管理しています。DFASは、現役兵士や退役軍人に対する給与の支払い処理、税金の控除、退職後の年金給付、遺族年金など、軍の財務関連の多くの業務を担当しています。これにより、軍人やその家族の財政的なサポートが確保されます。

Dependents

扶養家族:アメリカ軍の軍人が扶養している配偶者、子供、またはその他の家族を指します。

DSN:Defense Switched Network

国防交換ネットワーク:アメリカ国防総省が運営する専用の通信ネットワークで、世界中の軍事施設間で安全かつ迅速な通信を可能にするシステムです。DSNは、音声通信、データ通信、ファックスなどを提供し、軍の作戦や指揮統制において重要な役割を果たします。商用の電話回線とは独立して運営され、セキュリティや信頼性が高いのが特徴です。

EFMP:Exceptional Family Member Program

特別家族支援プログラム:アメリカ軍が提供するプログラムで、障害や特別な医療・教育ニーズを持つ家族(扶養家族)を支援するための制度です。EFMPは、家族が必要とする医療や教育サービスが提供される場所に軍人が配属されるよう調整し、必要なサポートが確保されるようにします。これにより、軍人が安心して任務に専念できる環境を整えます。

Enlisted

下士官兵:アメリカ軍で任官されていない兵士のことを指します。Enlistedの兵士は、基礎訓練を受けてから特定の職務に就き、階級が上がるにつれてさらに専門的な訓練や指揮権を持つようになります。下士官兵は、軍の現場で実際の任務を遂行し、士官(Officer)の指揮のもとで働くことが一般的です。階級には、二等兵から上級下士官までが含まれます。Pay GradeではE1からE9の兵士です。

ETS:Expiration Term of Service

兵役期間の終了:兵士が契約した兵役の任務期間が満了することを指します。ETSは、任期が終了する日であり、兵士はその日をもって軍を離れるか、再契約(再入隊)するかを選ぶことができます。

FRG:Family Readiness Group

家族支援グループ:アメリカ軍において、兵士の家族を支援し、彼らの福祉や情報共有を目的とした組織です。FRGは、家族が兵士の任務中や訓練中に直面する困難をサポートし、コミュニティを通じて家族同士の連携や情報交換を促進します。特に兵士が海外派遣されている間に、家族が必要なサポートを受けられるよう活動しています。

FRO:Family Readiness Officer

家族支援担当官:アメリカ海兵隊で、兵士の家族をサポートするために任命された担当官です。FROは、兵士の家族に対して情報提供や福祉支援を行い、任務中の不安や困難を解消するための窓口となります。特に、家族が兵士の勤務状況や支援サービスについて知りたい場合に、FROがその情報を提供し、家族の安心をサポートします。

KIA:Killed in Action

戦死:戦闘中に命を落とした兵士を指す軍事用語です。KIAは、敵との交戦中に戦死したことを意味し、公式な報告として使われます。この用語は、戦闘状況において死亡した兵士を特定する際に使用され、軍の記録や報告で重要な役割を果たします。

Montgomery G.I. Bill 

モンゴメリーG.I.法:アメリカ軍の現役軍人および退役軍人に対して、教育支援を提供するプログラムです。兵士は、任務中または退役後にこのプログラムを利用して、大学や専門学校の学費を支払うことができます。また、使用しなかったG.I. Billの権利を扶養家族(配偶者や子供)に譲渡して、家族の教育費を支援することも可能です。

Mission

ミッション/任務:軍隊が達成するために設定された特定の目的や目標を指します。Missionは、戦闘作戦、平和維持活動、人道支援、災害救助など、さまざまな場面で行われます。各ミッションには明確な目標が設定され、兵士や部隊はその目標を達成するために行動します。

MRE:Meal Ready-to-Eat

戦闘食糧(携帯用食事):アメリカ軍が使用する個別包装された携帯用食事です。MREは、現場での食事が難しい状況や戦闘中に兵士が簡単に食事を取れるよう設計されており、保存が効くようになっています。各MREには、主食、副食、デザート、飲み物、調味料などが含まれ、加熱せずにそのまま食べられるか、加熱袋で温めて食べることもできます。

MTF:Military Treatment Facility

軍医療施設:アメリカ軍が運営する医療施設で、現役軍人、退役軍人、その家族に対して医療サービスを提供します。MTFには、病院、診療所、専門クリニックが含まれ、一般的な医療から緊急医療、専門的な治療まで幅広い医療サービスを行っています。

NAF:Non-Appropriated Funds

非公的資金:アメリカ軍が運営するサービスや活動に使用される資金で、議会による予算(公的資金)とは異なり、主に売上や料金などから得られる収入を基に運営されます。NAFは、基地内のレクリエーション施設やモラル・ウェルフェア・レクリエーション(MWR)プログラム、ショップ、レストランなどの運営に使われています。これにより、兵士やその家族が福利厚生の一環として利用できるサービスが提供されます。

また、NAF雇用とは、この非公的資金を基に運営される施設やプログラムで働く従業員の雇用形態を指します。NAF従業員は、通常の政府職員とは異なり、予算の割り当てではなく、非公的資金で給与が支払われる形態です。

OCONUS:Outside the Continental United States

アメリカ本土外:アメリカ本土(48州とワシントンD.C.)の外に位置する地域を指す軍事用語です。これには、ハワイ、アラスカ、グアム、プエルトリコ、その他の海外の米軍基地や任務地が含まれます。OCONUSは、海外勤務や派遣、転勤に関する文脈でよく使われ、海外駐在時の手当やルールに関連します。

OIC:Officer in Charge

責任者/指揮官:特定の任務や部隊において指揮権を持ち、管理や運営を行う責任者を指します。OICは通常、現場や部隊のリーダーとして、その場の作戦や活動を監督し、任務を遂行するための最終決定を行う立場にあります。部隊やグループの規模に応じて、OICは士官が務め、指揮官としての役割を果たします。

PAO:Public Affairs Officer

広報担当官:アメリカ軍における広報活動を担当する士官で、軍の活動や任務に関する情報をメディアや一般に伝える役割を担います。PAOは、報道対応や記者会見の調整、広報戦略の策定などを行い、軍のイメージや公的なメッセージを管理します。また、部隊内のコミュニケーションもサポートし、部隊と外部との橋渡し役を果たします。

Promotion

昇進/昇格:軍隊において、兵士がより高い階級に進むことを指します。Promotionは、兵士の能力や経験、任務遂行の成果に基づいて行われ、昇進することで指揮権や責任が増し、給与も上がります。昇進のプロセスには、特定の訓練や試験、評価が含まれることが多く、軍の階級制度の中でキャリアを進める重要なステップです。

PT:Physical Training

体力訓練:軍隊において、兵士の体力と持久力を維持・向上させるための訓練です。PTには、ランニング、筋力トレーニング、ストレッチ、持久力訓練などが含まれ、兵士が任務を遂行できる身体能力を維持することを目的としています。PTは日常の訓練の一環として行われ、健康と戦闘準備のために重要な役割を果たします。

Quarters

宿舎:軍の基地内や施設において、軍人やその家族が住むための住宅や居住施設を指します。Quartersは、独身者用の宿舎や家族用の住宅などがあり、軍人の階級や任務に応じて割り当てられます。兵士や家族が生活するための基本的な住まいとして提供され、しばしば基地内のコミュニティの一部となります。

SBP:Survivor Benefit Plan

遺族年金制度:アメリカ軍が提供する年金制度の一つで、退役軍人が死亡した場合にその配偶者や家族に年金給付を提供するプランです。SBPは、退役後の安心を支えるもので、退役軍人が生前に加入することで、遺族に一定額の年金が支払われ、経済的な支援を受けられるようになっています。

SGLI:Service Member’s Group Life Insurance

軍人団体生命保険:アメリカ軍の現役軍人や予備役軍人が加入できる生命保険制度です。SGLIは、軍人が死亡した場合に指定された受取人(通常は家族)が保険金を受け取ることができ、軍人の家族に対する経済的な保障を提供します。保険料は兵士の給料から自動的に引き落とされ、軍の福利厚生の一環として提供されます。

Sponsorship Program

スポンサーシッププログラム:アメリカ軍において、転任や新しい基地への配属が決まった軍人やその家族をサポートするためのプログラムです。このプログラムでは、既にその基地に勤務している軍人が「スポンサー」として、新しく配属される人を支援します。スポンサーは、基地や地域の情報提供、引っ越しに関する手続きのサポート、生活に必要なアドバイスを行い、新しい環境にスムーズに適応できるよう手助けします。

TRICARE

トライケア:アメリカ軍の現役軍人、退役軍人、その家族に対して提供される医療保険プログラムです。TRICAREは、軍の医療施設や民間の医療機関での治療をカバーし、健康管理、予防医療、入院や手術、薬の処方など、幅広い医療サービスを受けることができます。複数のプランがあり、利用者は自分の状況やニーズに合わせて選択することが可能です。:軍隊において、兵士がより高い階級に進むことを指します。Promotionは、兵士の能力や経験、任務遂行の成果に基づいて行われ、昇進することで指揮権や責任が増し、給与も上がります。昇進のプロセスには、特定の訓練や試験、評価が含まれることが多く、軍の階級制度の中でキャリアを進める重要なステップです。

TSP:Thrift Saving Plan

貯蓄投資プラン:アメリカ軍の現役軍人や連邦政府職員が利用できる退職金制度の一環で、税制優遇を受けながら個人で退職後の資金を積み立てるプランです。TSPは、民間企業での401(k)に相当するもので、複数の投資オプションを選び、積極的にリタイアメント資金を増やすことができます。現役中に定期的に給料から拠出され、リタイア後に備える重要な制度です。

WIC:Women, Infants, Children

女性・乳幼児栄養支援プログラム:低所得の妊娠中の女性、授乳中の女性、乳幼児、5歳未満の子供に対して栄養補助を提供するアメリカの連邦政府プログラムです。WICは、健康的な食事、栄養教育、健康診断、母乳育児支援などを通じて、母親と子供の健康をサポートします。軍の家族もこのプログラムを利用できる場合があります。

HHG:Household Goods

家財:軍人が転任や海外派遣の際に、引っ越しで運搬する家具や日用品、個人的な所有物を指します。アメリカ軍では、HHGの輸送が手配され、軍がその費用を負担することが多いです。HHGは、転任時の引っ越し手当の一部として含まれ、軍の支援を受けながら移動することができます。

DoDEA:Department of Defense Education Activity

米国防省教育部:アメリカ国防総省が運営する教育機関で、軍人の子供たちに教育を提供するために世界中の米軍基地内に学校を設置しています。DoDEAは、幼稚園から高校までの教育をカバーし、アメリカの教育基準に準拠したカリキュラムを提供しています。海外駐留中の軍人の家族が安心して子供を教育できるように支援しています。

CDC:Child Development Center

児童発達センター:アメリカ軍の基地内にある保育施設で、軍人や軍属の子供たちに対して保育サービスを提供しています。CDCは、幼児から学童までの子供を対象とし、安全で教育的な環境を提供することで、親が安心して勤務できるようサポートします。軍人家族にとって重要な福利厚生の一つです。

CYSS:Child, Youth & School Services

児童・青少年・学校サービス:アメリカ軍が提供する子供や青少年向けのプログラムやサポートサービスで、児童保育、学童保育、青少年プログラム、スポーツやレクリエーション活動、そして学校に関連するサービスを提供します。CYSSは、軍人の家族が安心して子育てを行い、子供たちが充実した生活を送れるようサポートする重要なプログラムです。

Garrison

駐屯地/駐屯部隊:軍隊が平時において常駐する基地や施設を指します。Garrisonは、兵士の訓練、生活、そして日常業務が行われる場所です。そこでは、軍事活動の計画や準備が進められ、兵士たちは駐屯して次の任務に備えます。また、軍事施設や物資の管理、地域の安全維持にも役立っています。

Installation

軍事施設:アメリカ軍が運営する基地や施設を指し、兵士の駐屯地や訓練場所、作戦の拠点として機能します。Installationには、居住エリア、訓練場、整備施設、補給倉庫、病院などが含まれ、軍のさまざまな業務が行われます。基地には、軍人やその家族も生活しており、全体として兵士の任務遂行と生活のサポートを行います。

ITT:Information, Tickets, and Travel

情報・チケット・旅行サービス:アメリカ軍基地内に設置されているサービスで、軍人とその家族が割引価格でチケットを購入したり、旅行の手配を行うことができます。ITTは、テーマパークや観光名所、イベントのチケット販売や旅行の計画をサポートし、軍人とその家族の余暇を充実させるために設置されています。

NCO:Non-Commissioned Officer

下士官:アメリカ軍における士官でない指揮官で、兵士を指導し、訓練を行う重要な役割を果たします。NCOは、下士官学校や経験を通じて昇進し、部隊の中で士官を補佐しながら、日常の任務を遂行します。下士官の階級には、陸軍の軍曹や空軍の技術軍曹などが含まれ、部隊の中で現場指揮を担当します。

NCOIC:Non-Commissioned Officer in Charge

担当下士官:NCOICは、特定の部隊や任務において、下士官の中で指揮権を持つリーダーを指します。NCOICは、士官(Officer)が直接関与しない業務や日々の管理を担当し、兵士の指導や任務の遂行を監督します。士官の補佐役として、NCOICは部隊や作業グループの効率的な運営において重要な役割を果たします。

Blue Star Family

アメリカ軍の現役軍人を家族に持つ家庭を指します。この名称は、第一次世界大戦中に始まり、青い星が描かれた旗(Blue Star Service Flag)を家に掲げることで、その家族が現役軍人を抱えていることを示していました。ブルースターファミリーは、兵士が任務に就いている間、その家族がサポートを受けることができるコミュニティの一員として認識されています。

Gold Star Family

戦闘中や軍務中に家族を亡くした遺族を指します。この名称は、家族が「Gold Star Service Flag」という金色の星が描かれた旗を掲げることで、その家族が愛する人を軍務で失ったことを表します。ゴールドスターファミリーは、特に敬意を払われる存在であり、彼らの犠牲に対して、国家や軍はサポートや感謝を示します。

Per Diem

日当:アメリカ軍や政府機関が職員や軍人に対して、出張や任務中の食費や宿泊費などを補助するために支給する日額の手当です。Per Diemは、出張や訓練、移動時に発生する経費をカバーし、特定の地域や任務に応じた金額が設定されています。

SHARP:Sexual Harassment/Assault Response and Prevention

性的嫌がらせ・性的暴行対応および予防プログラム:アメリカ軍が性的嫌がらせや性的暴行を防止し、被害者を支援するために設けたプログラムです。SHARPは、軍内での性的な不正行為を未然に防ぐための教育や訓練を行い、被害者に対するサポート体制を強化しています。また、事件発生時には迅速な対応を行い、被害者の安全と法的な保護を提供します。

SOS:Survivor Outreach Services

遺族支援サービス:アメリカ軍が提供するプログラムで、軍人を亡くした家族に対する長期的なサポートを提供します。SOSは、家族が失った愛する人の死後、感情面や財務面、法的な問題に対処するために必要な支援を行います。遺族が抱える困難に寄り添い、慰問やカウンセリング、財務アドバイスを通じて、家族が生活を立て直す手助けをするプログラムです。

TBI:Traumatic Brain Injury

外傷性脳損傷:頭部への強い衝撃や外傷によって脳が損傷を受ける状態を指します。TBIは、戦闘中の爆発や衝撃、事故などで起こりやすく、意識障害や記憶喪失、頭痛、集中力低下などの症状が現れることがあります。

Officer

士官:アメリカ軍で指揮や管理を行う役職に就く軍人です。Pay Gradeでは、士官はO1からO9まであり、少尉から大将までの階級が含まれます。士官は、部隊の指揮や作戦計画を担当し、軍のリーダーシップを担います。

O3Eなどのランクは、Prior Enlisted Officer(以前に下士官・兵士としての経験を持つ士官)に適用されます。具体的には、O1E、O2E、O3Eは、士官としての階級に加えて、以前に下士官や兵士として最低4年間の経験がある者に対して与えられる特別な区分です。

Chief Warrant Officer

上級准尉:アメリカ軍における技術専門職で、特定の分野における高度な専門知識と技能を持つ軍人です。准尉(Warrant Officer)は、一般的な士官(Officer)とは異なり、特定の技術や業務において非常に専門的な役割を果たします。Chief Warrant Officer(CWO)は、その准尉の中でもさらに高い階級を持ち、指導的立場で部隊や技術者を管理します。

CWOは、技術や運用面での指揮権を持ち、部隊内の専門的な任務を遂行するための重要なリーダーシップを提供します。階級はCW2からCW5まであり、CWO5が最高位です。

MEPS:Military Entrance Processing Station

軍入隊処理ステーション:アメリカ軍に入隊する際に受ける身体検査や適性検査を行う施設です。MEPSでは、入隊希望者が軍に適しているかどうかを確認するための体力検査、健康診断、学力試験(ASVAB)、面接が行われます。MEPSを通過すると、正式に入隊のプロセスが進みます。

XO:Executive Officer

副指揮官/副隊長:XOは、部隊や艦船、基地において、指揮官(CO:Commanding Officer)を補佐する役職です。XOは日々の運営や管理を担当し、指揮官が戦略的な決定に集中できるよう、部隊の運営や作戦遂行をサポートします。また、指揮官が不在の際には、部隊を代理で指揮する役割を担います。XOは、部隊の効率的な運営において重要な役割を果たします。

Basic Pay

基本給:アメリカ軍の現役軍人が受け取る給与の基本部分です。Basic Payは、兵士の階級(Pay Grade)と勤続年数に基づいて計算され、その他の手当(住宅手当や食費手当など)とは別に支給されます。すべての軍人はこの基本給を受け取り、それが彼らの収入の基礎となります。

USFJ:United States Forces Japan

在日米軍:アメリカ軍が日本国内に駐留するために設置された部隊や指揮機構のことです。USFJは、日本とアメリカの安全保障条約に基づき、日本の防衛やアジア太平洋地域の安定維持に重要な役割を果たしています。基地や施設は日本全国にあり、陸軍、海軍、空軍、海兵隊が連携して活動しています。

SATO:Scheduled Airline Traffic Office

SATO旅行社:アメリカ軍および連邦政府職員向けの旅行手配を専門とするサービスで、出張や任務に関連する航空券や宿泊、交通手段を提供します。SATOは、軍の公式旅行に関する全ての手続きを代行し、最適なルートや費用を考慮した旅行プランを提供します。軍の任務や転勤時に利用されることが多いです。

TAP:Transition Assistance Program

移行支援プログラム:アメリカ軍から退役する軍人が、民間生活への移行をスムーズに行うためのサポートプログラムです。TAPでは、退役後のキャリア形成や教育、再就職活動に役立つスキルを提供し、軍人やその家族が新しい生活に適応できるよう支援します。また、退役時に必要な手続きや退職金、年金に関する情報も提供されます。

TAPS:Tragedy Assistance Program for Survivors

遺族支援プログラム:TAPSは、アメリカ軍で命を落とした軍人の遺族を支援するための非営利団体です。TAPSは、亡くなった軍人の家族に対して、感情的なサポート、カウンセリング、グリーフケア、リソースの提供を行い、家族が困難な時期を乗り越えるための手助けをします。遺族がコミュニティや他の遺族とつながり、共に支え合うためのプログラムも提供しています。

PCM:Primary Care Manager

TRICAREなどの軍の医療保険プログラムにおいて、受診者の健康管理を担当するかかりつけ医または医療提供者を指します。PCMは、健康診断や予防ケア、病気や怪我の治療、専門医への紹介など、総合的な医療を提供します。PCMは、軍人やその家族が受ける医療ケアの最初の窓口となり、継続的な健康管理を行います。

Order

命令:軍隊において、上官や指揮官が兵士や部隊に対して与える指示や指令を指します。Orderは、作戦や任務の遂行、行動の方針、規律に関するものなど、さまざまな状況で発令されます。軍では、命令は即時かつ正確に従うことが求められ、軍の秩序や作戦の成功にとって重要な役割を果たします。

UB:Unaccompanied Baggage

単身手荷物:アメリカ軍において、転任や海外派遣時に送る個人の必需品や軽量な荷物を指します。UBは、通常の家財(HHG: Household Goods)とは別に、迅速に配送されるため、到着後すぐに必要となる衣類や日用品などを含みます。家族を伴わない単身赴任や短期間の派遣で利用されることが多いです。

VSO:Veteran Service Organization

退役軍人支援団体:アメリカの退役軍人やその家族に対して、さまざまな支援やサービスを提供する非営利団体です。VSOは、退役軍人が受け取るべき福利厚生の手続きを支援したり、医療、年金、雇用サポートなどを行います。

VGLI:Veterans’ Group Life Insurance

退役軍人団体生命保険:退役後の軍人が加入できる生命保険制度で、現役時に加入していたSGLI(Servicemembers’ Group Life Insurance)を退役後も継続する形で利用できます。VGLIは、退役後も生命保険を継続する選択肢を提供し、時間が経過しても更新可能です。これにより、退役後の家族の経済的な保障が確保されます。

Military Pension

米軍年金:アメリカ軍の退役軍人が一定の勤続年数(通常は20年以上)を経て退役した後に受け取る定期的な給付です。軍の年金は、退役後の生活をサポートするために提供され、退役軍人の階級や勤続年数に応じて支払額が決まります。

VA Disability Compensation

障害補償金:アメリカ退役軍人省(VA)が、軍務中に負った傷病や障害を持つ退役軍人に対して支給する金銭的な補償です。障害の程度に応じて、月ごとの補償額が決定され、退役軍人やその家族が生活を支えるための重要なサポートとなります。障害補償金は、身体的または精神的な障害に基づいて支給され、退役軍人の生活の質を向上させるための支援です。

FEDVIP:Federal Employees Dental and Vision Insurance Program

連邦職員歯科および視力保険プログラム:アメリカ連邦政府の職員や退役軍人、その家族が加入できる、歯科および視力ケアをカバーする保険制度です。FEDVIPは、TRICAREなどの医療保険に加えて、歯科治療や眼科ケアを補完するもので、さまざまな保険プランが提供されており、加入者は自分に合ったプランを選択できます。

DLA:Dislocation Allowance

転居手当:アメリカ軍が、転勤や移動の際に発生する引っ越し費用を補助するために支給する手当です。DLAは、軍人が新しい勤務地に移動するとき、住居の変更に伴う経費や不便をカバーする目的で支給されます。この手当は、引っ越しの負担を軽減し、軍人とその家族がスムーズに新しい任務地で生活を開始できるよう支援します。

FSA:Family Separation Allowance

家族分離手当:アメリカ軍の軍人が家族と長期間離れて勤務しなければならない場合に支給される手当です。FSAは、任務や訓練などで家族を同伴できない場合に、家族と離れて生活することによる経済的負担を軽減するために提供されます。これにより、軍人が家族と離れても安心して任務に集中できるようサポートされます。

BNA:Basic Needs Allowance

基本生活手当:アメリカ軍の低所得の現役軍人家庭を支援するために提供される手当で、2023年1月に導入されました。BNAは、特に家族の人数や配置場所に応じて、家庭の総所得が連邦貧困基準の150%以下となる場合に支給されます。この手当は、家族の基本的な生活費を補助する目的で、家賃、食費、その他生活に必要な経費をサポートします。

BRS:Blended Retirement System

統合退職制度:アメリカ軍が2018年に導入した退職制度で、従来の年金制度(20年以上の勤続後に受け取る年金)に加え、個人が運用できる投資型の貯蓄プランである**TSP(Thrift Savings Plan)**を組み合わせたものです。BRSでは、軍人がTSPに拠出する金額に対して、政府がマッチング拠出を行い、20年以上の勤続をしなくてもリタイアメント資金を蓄えることが可能です。従来の退職制度よりも柔軟で、早期退職を考える軍人にとっても魅力的な制度となっています。

High-36

平均給与制:アメリカ軍の退職年金制度の一つで、1978年以降に軍に入隊した軍人に適用されます。この制度では、退役前の最も高い36カ月間の平均基本給に基づいて年金が計算されます。退職年金額は、その平均基本給の2.5%に勤続年数を掛けた額が支給されます。

GTCC:Government Travel Charge Card

政府用旅行カード:アメリカ軍や政府職員が公務での出張や任務に際して、航空券や宿泊、食事などの経費をカバーするために使用するクレジットカードです。GTCCは、政府が提供する支払手段であり、出張や任務の費用を個人の負担とせずに処理できるように設計されています。出張終了後、利用した経費は政府に対して精算されますが、正しく使用しない場合は個人に対して責任が問われることがあります。

OPSEC:Operations Security

作戦保全:アメリカ軍における作戦の安全を確保するための一連の手続きや対策を指します。OPSECは、敵が軍の作戦や機密情報を知ることを防ぐために、情報の管理や不必要な情報漏洩を防止します。これには、作戦に関わるすべての関係者(配偶者や家族を含む)が情報をどのように取り扱うか、どのように保護するかが含まれます。OPSECは、特定の作戦や任務において、情報が敵に悪用されないようにするための重要な安全対策です。

DD214:Certificate of Release or Discharge from Active Duty

現役任務終了証明書:DD214は、アメリカ軍が現役任務を終了した軍人に発行する公式な証明書です。DD214には、軍での勤務期間、階級、任務内容、受けた訓練、勲章、最終的な退役・除隊の理由など、軍人の全ての軍歴が記載されています。この文書は、退役または除隊後に年金、医療、教育支援(GI Bill)、VA住宅ローンなどの福利厚生を申請する際に必要となります。また、民間の仕事に応募する際や、特定の免許や資格を申請する際など様々な場面で使用されます。

VA Loan:Veterans Affair Loan

条件を満たす現役軍人、退役軍人、その家族を対象に提供される住宅ローンで、頭金不要、民間住宅ローン保険(PMI)不要、および低金利のメリットがあります。VAが一部を保証し、借り手がより容易に住宅を購入または借り換えできるよう設計されています。

Command Sponsorship

コマンドスポンサーシップ:配偶者や家族が、海外の任務地で一緒に滞在することを許可される制度です。これがあると、配偶者も軍の福利厚生を海外でも受けられます。

Space-A Travel:Space Available Travel

スペースAトラベル:資格のある現役軍人、退役軍人、その家族が、米軍機やチャーター便の空席を利用して無料、または低価格で旅行できる制度です。詳しい詳細はAMCのサイトをご確認下さい。

Roth TSP:Roth Thrift Savings Plan

アメリカ軍や連邦政府職員が利用できる退職貯蓄制度(TSP)の一種で、税後拠出のオプションです。拠出時にすでに税金が引かれているため、退職後にお金を引き出す際は、税金がかからないのが特徴です。運用益も一定条件を満たせば非課税で引き出せます。税制優遇を活かして、将来の税負担を軽減したい人に適した選択肢です。

Traditional TSP:Traditional Thrift Savings Plan

アメリカ軍や連邦政府職員向けの退職貯蓄制度(TSP)の一つで、税前拠出のオプションです。拠出した金額は所得税が引かれる前に積み立てられ、退職後に引き出すときに課税されます。現役時の所得税を減らし、退職後の税率が低くなると考える人に有利な選択肢です。

簡単にまとめると、Traditional TSPは今の税金を軽減し、退職後に課税される貯蓄方法です。

SDP:Saving Deposit Program

アメリカ軍人の任務地域が戦闘地帯や危険地帯などの場合、現役軍人はこのプログラムに参加する資格があり、安全に貯蓄を増やすことができる制度です。

SDPの特徴:

1. 高金利:SDPは年利10%を提供します。

2. 最大預入額:軍人は最大10,000ドルまで預けることができます。

3. 期間制限:危険地帯に派遣されている期間中、またはその後3ヶ月以内に預けることが可能です。

SCRA:Service members Civil Relief Act

現役軍人とその家族の経済的負担を軽減するための法律です。主な保護内容として、借入金利を6%に制限、差し押さえや強制退去の防止、および契約解除(賃貸契約、自動車リースや携帯電話など)が含まれます。これにより、軍人が任務中に安心して職務に専念できるようにサポートします。

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