るうママ最近聴いたポットキャストで、為になったエピソードを紹介したいと思います。
アメリカで不動産投資をしている人のほとんどはBiggerPocketsという名前を一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか?
私は、このコミュニティーがこれほどまでに有名になったのも、ブランドン・ターナー(Brandon Turner)のスキルとそのカリスマ性だと思っています。そのブランドンがホストするThe BetterLife Podcastの「25歳の自分に伝えたかった9つのお金の真実」というお話です。
24歳だった当時、ブランドン夫婦は共働きで働いていましたが、それでも家計は苦しかったそうです。特に浪費ばかりしていたわけでもなく、人生を適当に生きていたわけでもないのに、なぜかお金が足りず、この先どうしたらいいのかわからない。
そのとき彼が気づいたのは、自分には「お金の問題」があるのではなく「お金について何も知らないという問題」があるのだということだったそうです。つまり、収入が低いことだけが問題ではなく、お金の扱い方そのものを理解していなかったというのです。
そこからお金の仕組みを本気で学び始めて約15年、不動産投資家としてビリオンドル以上のポートフォリオを築き、純資産数億ドル、40歳で経済的な自由を手にしました。
お金のことは、学校ではあまり教えてもらえません。多くの人が社会に出てから自己流で家計を回し、働いて、支払いをして、余ったら少し貯めるという形でなんとかやっています。私もそのうちの1人です。
でも、米軍ファミリーとして生活していると、繰り返す引っ越し、駐屯先での収入や支出の変化に加え、通貨や物価の違い、先の見えない将来計画など、普通の家庭よりお金の不安が積み重なる場面が多いように感じます。だからこそ、こうした基本を早い段階で知っておくことには、本当の意味があると思うのです。
今回は、ブランドンがポッドキャストで話していた9つの考え方を、私自身の感想も交えながら整理してみたいと思います。
①生活を整える前に、まず生活防衛費を作る
ブランドンがまず挙げていたのは、いい家やいい車など、自分の生活をアップグレードする前に、生活防衛費(Emergency Fund)という土台を作ることが大切ということ。
見た目の豊かさは魅力的に映りますが、急な出費に耐えられる準備がなければ、何かひとつ起きるたびに家計が揺らいでしまいます。投資も資産形成も、まずはそこから先の話だということです。
アメリカで暮らしていると、車の修理、家の設備や家電の故障、予期しない医療費など、想定外の出費は本当に珍しくありません。
そのたびにクレジットカードやローンに頼らなくていい状態を持っていることは数字以上に、日々の心の余裕に直結するものだと感じています。
お金の安心感は、服や持ち物の立派さではなく、何かあった時に慌てずに動けるかどうかなのです。
②その月に全額返せないものは、ローンで買わない
賃貸物件の長期ローンなどの、キャッシュフローでカバーできるものは別として、車やスマホ、家具、旅行、家電、結婚式など、「今は払えないけれど分割で」としていくと、未来の収入を先回りして使うことになります。便利に見えても、その分毎月の固定の支払いが積み上がり、気づけば手元に残る自由を少しずつ失っていくからです。
私が日本に住んでいた頃に「ボーナス払い」という支払い方法を何度も薦められたことがあります。ボーナス時に多く支払う代わりに、毎月の支払いは少なくなりますよ。と聞けばお得に感じますが、これはまさに今の満足のために未来の自分縛る制度の分かりやすい例だと思います。
ただ消費するものの為の借金よりも、生産する物の為の借金の方が良い。そして借金はより少なければ少ないほど自由になれると話していました。
「今月の自分が払えないものは、本当に必要なのか」と一度立ち止まる習慣は小さいようですが、積み重なると大きな金額になり、その金額が増えれば増えるほど、将来の家計の形を大きく変えてくれます。
③負債ではなく、資産を買う意識を持つ
金持ち父さん・貧乏父さんの本でも有名な言葉『資産(ポケットにお金を入れてくれるもの)と負債(お金を奪うもの)の違いを理解すること』
買ったあとにお金が出ていくだけのものばかりを増やすのではなく、将来お金を生み出してくれるものや価値につながるものにお金を使う。
ブランドンはこの視点の有無が、同じ収入でも数年後の差を大きく分けると言っていました。
株式投資でも、不動産でも、自分のビジネスでも、形は人それぞれでいいのだと思います。大事なのは、お金を使うたびに「欲しいかどうか」だけでなく「これは将来の自分を助けてくれるものか」を問う習慣を持てているかどうか。



資産形成が進んでいる人ほど、この問いを日常に組み込んでいる印象があります。
④希少で価値の高いスキルを身につける
「この人だからお願いしたい」と思われる力を持つことが、収入の伸び方や選べる働き方を変えていく、とブランドンは話します。ただ長く働くだけではなく、市場で希少な価値を持つ人間になることを目指す、ということです。
軍人ファミリーとして頻繁に引っ越しを繰り返す環境では、これが特に意味を持つように感じます。場所を選ばずに通用するスキルがあることは、働く選択肢を直接広げてくれます。英語力、ライティング、専門知識、発信力、何であれ、市場で価値のある力を育てることは、稼ぐ力だけでなく、自分の人生の選択肢を増やすことでもあります。
投資の話になると何に投資するかに目が向きがちですが、その前に自分自身への投資が一番の土台になるのだと、改めて感じました。
⑤家計改善の第一歩は、支出をすべて把握すること
毎月どこにいくら出ているかが見えていないと、どれだけ節約しようとしていても改善は難しい。感覚ではなく、数字で現実を見ることが出発点だ、とブランドンは言います。
なんとなく節約しているつもりでも、実際にお金の流れを把握していないと、削るべきところも、逆に気持ちよく使っていいところも見えてきません。家計管理とは自分を縛るためのものではなく、自分のお金の動きを自分の手の中に置くためのもの。
把握できていないものは改善できない。これはお金に限らず、多くのことに通じる基本だと思います。



私はMonarchという家計簿アプリを使いはじめて3年目位ですが、お金の流れが可視化されていて分かりやすく、AIアシスタントにアドバイスをもらえるところも気に入っています。(紹介リンクからの登録で初めの1年間は半額で利用できます)
⑥時間を切り売りする働き方だけに頼らない
働いた時間に対して収入を得る形は安定して見えますが、自分が動かなければ収入も止まるという弱さを常に抱えています。ブランドンは、自分がその場にいなくても価値を生む仕組みを少しずつ持つことが大切だと話します。
経済的な自由とは、大きく稼ぐことだけを指すのではなく、自分の時間を少しずつ取り戻していくことでもあるのだな、とこの話を聞いて感じました。
不動産でも、投資でも、発信でも、仕組み化した仕事でも、その形は人それぞれですが、時間とお金が完全に1対1で結びついている状態から少しずつ離れていくことが、将来の安心をじわじわと積み上げてくれるのだと思います。
⑦収入が増えても、生活レベルは簡単に上げない
収入が上がると、家も、車も、外食の頻度も、生活全体の基準が一緒に上がりやすくなります。
でもそうしてしまうと、いつまでたってもお金は残りにくい。収入が増えたときこそ、その差額を未来に回すことが大切だとブランドンは言います。
お金に強いと感じる人を見ていると、収入の高さよりも生活コストのコントロールがうまいという印象が共通してあります。見栄のために生活を膨らませないことは地味で、少し窮屈に感じることもあるかもしれません。
これは簡単そうに聞こえても意外に難しいことですが、自由を守るという意味では、収入を増やすことと同じくらい大切だと思っています。
⑧誰のアドバイスを聞くかで、お金の未来は変わる
ブランドンが話していた中で、最も印象に残ったのがこの考え方でした。
「その人の人生と丸ごと交換したいと思える相手からだけ、助言を受ける」
かなり強い言い方ですが、言葉の内容だけでなく、その人自身の暮らし方や価値観まで含めて見ることが大事だという意味だと受け取りました。
SNSや動画で大量のお金情報が入ってくる今、何を言っているかと同じくらい、誰が言っているかを見る目は本当に必要です。



その人の生き方を見て「自分はこの方向に進みたいか」と思えないなら、言葉だけをそのまま受け取ることには慎重でいたほうがいいのかもしれません。
⑨結果は、毎日の小さな習慣の積み重ねで決まる
たまに節約する、思い出したように投資する、気が向いたときだけ勉強する。それでは大きくは変わらない。逆に、目立たなくても小さな行動を続けられる人は、時間とともに確実に差がついていく、とブランドンは言います。
資産形成に限らず全てのことは特別な才能よりも、再現できる小さな行動を続けられるかどうかで決まる部分が大きいと、私も感じています。
毎月少しずつ投資する、支出を見直す、学ぶことをやめない。最初は本当に小さくて、何も変わっていないように見えるかもしれません。でも長い目で見ると、その積み重ねはいつか大きな差になって現れます。
24歳で一文無しだったブランドンが今の場所にいるのも、結局はこの力だったのだと思うと、このルールが最後に置かれている理由がよくわかる気がします。
まとめ:お金の基本は、早く知るほど強い


今回のエピソードを聴いてあらためて感じたのは、お金の話は結局、生き方の話でもあるということ。
ブランドンが紹介した9つのルールは、どれも派手なテクニックではありませんでした。でも、そういうものこそが長く通用する土台になる。
近道や裏ワザよりも先に、こうした基本をしっかり学び実行し続けることが大切だと感じました。お金を増やす方法は時代によって少しずつ変わっても、土台になる考え方は意外と変わらないからです。



エピソードはThe BetterLife Podcastで無料で聴けます。英語ですが話すテンポもよくて聞き取りやすいので、英語の勉強も兼ねてぜひどうぞ。
今後もこんな感じで、私のアウトプット学習の一環として、面白かったポッドキャストエピソードや本をブログ内で紹介していけたらいいなと思います。
最後までお付き合いくださり、ありがとうございます。

