こんにちは!るうママです!アメリカでFIRE目指しています!
アメリカで不動産投資(Buy & Hold)を本格的に始めて7年目。るう家の所有する不動産物件をDOORごとに紹介しています。
この記事ではDOOR No. 4について。
DOOR No. 4
DOOR NO. 4とDOOR NO. 3は壁で住居を分けたSide By Sideスタイル(左右横割り)のDuplex(2世帯住宅)です。
アメリカではこういった集合住宅(マルチファミリー)はお値段もリーズナブルなので人気な物件の一つです。
アパートとは違い音漏れもほとんど無く、庭付き、車庫付き等、様々なタイプが売られています。
- 治安が良く、築年数が十数年弱の物件
- 建物面積:1489 sqft
- 間取り:3ベッド・2バスルーム、2階建て、庭付き、車庫付き、Side By Side Duplex(左右横割り2世帯住宅)の右側
このDuplexのもう片方、Door No.3のお話はこちらから↓
購入のいきさつ
2019年の夏、この物件の家主から物件を買わないか?と連絡がありました!
いきなり連絡があったわけではなく、実はDOOR No.3を購入した2018年12月にこの家主に電話を掛けたんです。
アメリカでは不動産情報はパブリック・レコードに一般公開されていて、誰でも調べようと思えば物件情報について知ることが出来ます。
そういった面でも不動産売買はとても透明性が高く安全に出来るので、日本のように不動産投資のぼったくりというのが少ないです。
パブリック・レコードから調べた情報:
- ワンオーナー物件
- 一度売りに出したが売れずにまだ所有している
- 賃貸物件として運用されている
- 家主とそのリアルターの連絡先
電話で伝えた情報:
- 私たちがこの2世帯住宅のもう片方をForeclosure(金融機関差し押さえ物件)で購入しようとしている不動産投資家であること
- 家主に売る気があれば買いたいということ
電話で話して得た情報:
- 家主情報:2006年に、この地域一帯の住宅を建設した不動産投資家
- この物件は売れ残った為、これまで賃貸物件として所有している
- テナント入れ替え時に再度売りに出したが、その時も売れ残り結局現在も賃貸物件として所有している
- 希望売り価格は$120,000
私はこのターゲット地域のマーケティング済みで、このタイプのDuplexの賃貸料は平均$1,100〜でした。家主の希望売り価格の120,000だと1%ルール*に当てはまらなかった為、この時はオファーは出さなかったのですが、今後売りに出す時はぜひ連絡してほしいと伝えておきました。
1%ルール
賃貸料が購入価格の1%に値する物件は利益が出るとされる
例)物件購入価格150,000ドル=賃貸料1,500ドル/月
このようなやりとりをしていたお陰で家主は私たちのことを覚えており、半年後にこの物件を$90,000で手放したいと逆オファーしてきました。
まさか本当に売る気になるとは思っていなかったのと、かなり安値の$90,000(半年前は希望価格$120,000と言っていた)で売ってくれるというので即決で購入手続きに入りました!!
あの時、電話していてよかった〜!
良い物件を安く購入する!これは不動産投資の鉄則です!
購入費用
そのままの状態でAppraisal(不動産市場評価査定:リセールバリュー査定)をすると、$98,500の不動産市場評価額でした。
購入と同時に$8,500(市場評価額:$98,500 – 購入価格:$8,500)の含み益になりました。すでに所有しているもう片方が$115,000と評価が出ているので、アップグレードすればさらに価値は上がります。
賃貸としての運用
この物件のさらにいい点は、テナント(入居者)が引き継ぎできたこと!
この入居者はこれまで一度も賃貸料の遅延なくこの家に10年住んでいる家族です。
テナントのターンオーバー(入れ替え)無しで物件購入すると、空室期間が無いので購入したその日から賃貸料がもらえ、不労所得が発生します。
購入から2020年末までの運営
この物件は30年固定金利ローン、金利4.125%で組みました。その為、先に購入したDoor No. 3に比べると住宅ローンの返済額が少ないです。
15年固定金利ローンを2回も組んでアリゲーター物件を出した過去の苦い経験から、今回はさすがに学びました! 笑
この物件を購入しDuplex(二世帯住宅)を建物すべて所有した事になったので、保険料が大幅に下がりました。
このように繋がった建物の片方だけを所有していても、建物全体が火事にあった場合に備えて建物全体を保証する保険に加入しなくてはいけません。
建物全体を所有したことによってDoor No. 3とNo. 4の保険料が$1,241/年間から$843/年間と合わせて$796もお得になりました!
2023年8月現在の運営
2023年までに賃貸料の値上げを行い少しキャッシュフローが増えました。
長く住んでいるテナントさんでペットもいるので、感謝を込めて裏庭にフェンスを設置したり、更新時の値上げ大幅に上げないように心がけていて、周辺地域の賃貸料と比べるとお得な価格になっています。
まとめ
以前までは不動産購入は高額の為、購入の際ドキドキしていました。
この物件から肝っ玉がでかくなったのかあまり不安を感じなくなり、どちらかというととても楽しくワクワクしていました。特にこの物件は購入時からキャッシュフローがプラスになる事が分かっていたので自信もあった為だと思います。
この物件を購入して学んだこと
- 投資物件の見極め方
- 投資物件は30年固定金利ローンで組む!(←これ重要 笑)
- テナント入居中物件の購入手続き
- オフマーケットディール
- 住宅保険の仕組み
- 不動産投資は人脈が大切
さすがに今回は30年固定金利ローンで組みました。
別記事で書きますがアメリカでは不動産を所有しているとかなりの節税効果に繋がり、住宅ローンの利子は全て税金控除の対象になります。
購入時の内見はテナント入居中だと、立会いをしてもらって何度か家に入れてもらうのでテナントに負担がかかってしまいます。少し申し訳なく思いましたが、賃貸契約書にこういった事も書かれているのですべてスムーズにできました。
初めて家主さんからの逆オファーという、オフマーケットディール(未公開物件)を経験しました。
市場に出てしまうとすぐに他の不動産投資家や家探しをしている人たちが群がってくるので、市場に出さすに売ってくれた家主さんに感謝です。
アメリカ不動産はなんと言っても人脈が大切です。チームを作る事で、手続きがとてもスムーズに行きます。
- 不動産エージェント(Realtor)
- 融資機関
- インスペクター
- その他、修理工業者 等
不動産エージェントはディールがあると、声をかけてきてくれます。
同じ融資機関、特に地方の銀行と信用を築き上げれば、楽に融資をしてくれるようになります。
インスペクションの検査員との関係を築けば、インスペクションの際にどこを見ているのか教えてくれるので物件探しをする時に大変役に立つ情報をもらえます。
修理工の方も、どんな風に直すのか質問すると教えてくれるのでDIY好きな私たちにはかなり有益な情報です。
今回は住宅保険についても学べました。集合住宅(Multi Family)を買うなら建物ごとがお得。保険料がこんなにも違うのかと驚きました。
保険に限らず、集合住宅(Multil Family)は1棟まるごと購入すると戸建てを1軒買うよりも、クロージングの手数料、税金、保険料がお得になります。
家を4件買ったら、次はホテル(マルチファミリー)!
モノポリーゲームのルールに基づいて、次に購入すべきはMulti Family Regidence(集合住宅/アパート)。
なんだか不思議な感覚なのですが、ゲームをしているようでとても楽しいです。
これだから不動産投資はやめられない!!
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