2023年にようやく念願のFinancial Independence(経済的自立)を達成した我が家。
これまでの生活を振り返ってみて、FIを達成した今だから思う事、やってきて良かった事、後悔している事、FIREムーブメントに出会う前の過去の自分に伝えたいアドバイスなどをまとめてみました。
やってきて良かったこと
これはやっていて良かったな思うことは下記のとおりです。
家計簿をつける・気にする習慣
貧乏な家に育ったせいか、自分の手持ちのお金を把握するという習慣が自然に身についています。
というのも、私は50円で買ったチョコレート菓子を1週間かけて少しずつ食べるという、謎の節約術をしていた小学生でした。今振り返って考えてみるとこれが収入と支出管理の基礎だったのかもしれません。
何度も途中で姉妹に見つかっては、残ったチョコを全部食べられるという惨劇(突然の出費)に見舞われましたが、それでもめげずに時間を掛けてチョコを食べる節約術を実践していました。
どんだけ貧乏生活してたんだ
小学中学年から中学生の頃は積極的に祖父母の畑仕事のお手伝いや新聞配達をしてお金を稼ぎ、もらったお年玉なども「お小遣い帳」に記録。すこーしづつ使っては貯まっていく貯金箱のお金をみて喜ぶ不思議な子どもでした。
自分の収入よりも小さく暮らし貯金する習慣
高校生になるとバイトを始め月々6万円弱の稼ぎ(あの頃は最低賃金が安かった)から、祖母に家賃として2万円渡し、携帯代とランチ代を賄い、残りは貯金という生活を3年間続けたお陰で、高校卒業前には自動車教習所代と初めてのボロ中古車を自分の力で購入。
子どもの頃のお金の習慣は大人になってからも続き、家計簿や家計簿アプリ、エクセルを使って支出入の管理をしました。当時コンビニに売っていた主婦の友やエッセなど、お金に関する特集が大好きでした。
また、当時流行っていた1ヶ月1万円生活を挑戦したりもしました。もともと収入よりも支出は少ないので、本当に少しづつですが通帳にお金が貯まっていき、その増えていく残高を見るのが嬉しい、貯金が趣味の変な20代でした。笑
クレカの一括払い
就職と同時にクレジットカードを取得しましたが、クレジットカードは必ず一回払いで毎月返済できる分しか使わないように気をつけていました。
また、クレジットカードは使うと明細書が届くので、現金よりも家計簿を書くのにすごく役立ち、ついでにマイルも貯まり一石二鳥ということに気づきます。
ボーナス払いの分割ローンは組まない
1人立ちしてからは、お金が無かったので家電屋さんの分割ローンを組んで家電等を購入しましたが、ボーナス払いは無しで、月々に支払える額の均等分割払いを徹底していました。
ボーナスは頑張ったご褒美として使いたかったので、ちょっとしたご褒美を自分に買ったり、残りは貯金または旅行等に使っていました。
若い時の旅行や経験は何よりも良い財産になったと思っています。
後悔していること
せっせと毎日節約して、その当時は貯金できていることだけに満足していたのですが、今になってみるとあの時こうしていれば良かったなと後悔していることもあります。
コンビニでの無駄使い
支出は収入の範囲内に納めているので使いすぎることはありませんでしたが、通勤時間が長かったので途中で小腹が空いてはコンビニに寄り、ついついあれもこれも買ってしまう無駄使いが多かったなと反省しています。
でも日本のコンビニのアイスコーヒーにチキン美味しいあなたが罪
マイカーローンを繰り上げ返済しなかった
就職してすぐ5年ローンで新古車を購入しました。自分の好きな車を買うことが出来て本当に嬉しかったのですが金利は5.5%で、今となってみればどうして繰り上げ返済しなかったのだろうと後悔しています。
その5年後にまた別の新車へ乗り換えたのですが、貯金が趣味の私は通帳に十分なお金があるのに貯金額が減るのが嫌で、また5年ローン(金利2.9%)を組んで購入しました。
金利がほぼ0に近い銀行にただお金を寝かせているよりも、その現金で車を購入または繰り上げ返済して利子を節約していれば良かったなと今となっては大変悔やまれます。
住宅リフォームローン
実家の敷地内にあるオンボロ離れをリフォームしました。
リフォーム代が銀行口座に十分あるのにも関わらず、4年のローンを組みました。金利はうろ覚えなのですが、確か初めの2年は4%代、残りの2年は6%代だったと記憶しています。
最終的にこのローンは金利が低い間の2年で繰り上げして払い終えましたが、マイカーローンと同様で現金があるのにわざわざローンを組んで金利を払った失敗談です。
貯金が減る悲しみよりも、金利を払うのは損だよと過去の自分に言ってあげたいです。
お金について深く掘り下げて学ばなかった
マイカーローンにしても、住宅ローンにしてもお金の知識が無知だった為、完全に損した過去になりました。
私はお金の勉強はアメリカに来てから始め、お金がお金を生み出す方法を学びました。
複利の力、投資の方法など、マネーリテラシーをもっと早くから学んでいれば、また違う人生になっていたかもしれません。
投資をしなかった
母子家庭に育ち、ギャンブル中毒で借金取りに追いかけ回され、自己破産した母親を散々見てきたので、ギャンブルが大っ嫌いでした。
投資=ギャンブルと思っていたので、学ぶ事も手を出すこともありませんでした。
まとめ
以上が、マネリテを学びFinancial Independenceを達成した今だからわかる事。昔の自分に教えてあげたい事でした。
良かった事は、しっかり家計管理をして収入以下の暮らしを続けたことで倹約家になったこと。
後悔していることは、ローンの組み方や、貯金の仕方。税優遇のある投資口座に早くから投資をしなかったこと。
できるだけ早いうちからマネーリテラシーをしっかり学び、実践すること。
もし30代40代で気付き勉強したとしても遅くはないし、20代の頃よりも30代40代の方が少しゆとりもあるので、学びをすぐに実践することで、ゆっくりでも確実に経済的自由を手にいれる事は可能になります。
昔の私に言ってあげたい。複利は味方、利子は敵。
私の失敗談が誰かのお役に立ちますように!
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